酒好人の酒と旅を語るブログ

読者の今宵の一杯のために名酒場をご紹介するブログです。身銭を切り、肝臓を犠牲にして、自分の失敗談をさらけ出す。美味しい酒場とまずい酒場をどストレートに語ります。

観光客頼みすぎて申し訳ない コスパ最低の人気洋食店 〜浅草 ヨシカミ〜

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浅草の老舗、超人気洋食店ヨシカミに会社の同僚と初めて行ってみた。今や観光客向けにぼったくるだけの下町庶民のことを忘れてしまった典型的な店であった。コスパがとても低い、まあビジネスだ儲かるならそれも正解かも知れない。

 

開店前から行列が始まる

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 11:30位に着いたが既に行列が始まる。開店時間は、11:45分らしい。春の桜のシーズン、浅草寺も近いこのロケーションで、極上の洋食が味わえると思うとテンションがあがる。開店前になるとさらに人が集まり、ものすごい行列になった。

 

昭和のレトロな感じの店内が素敵

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昭和のレトロな下町感、これでもかという位の芸能人たちのサインの嵐。さらに「旨すぎて申し訳ございません」と、書かれたグラスに入った水が提供される。自信が凄い。

 

メニューはこちら(高め)

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2,000円〜4,000円位の、ビーフシチューとステーキがイチオシらしい。ワクワク感に包まれたまま、どれにするか悩む。

しかし、今はランチ。そんなに金はかけられない。自分は、すぐに売り切れるらしい「ハヤシライス」を頼む。それでも1,200円だ。同僚2人はビーフシチューとオムライスを頼んだ。

 ただ値段が高い。これでは相当特別な時ではないと食べに来れない。もはや庶民向けではない価格設定だ。銀座の洋食店となんらかわらない。家族ずれで4~5名で来たら簡単に1万円を超えてしまう。これだと観光客でも簡単に財布は開けない。

 

サーブが早い

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ハヤシライス


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ビーフシチュー

 

待たせることなく、料理が提供される。しかも、盛り付けが美しい。これは良い。

 

味はまさしくレトロ

早速、ハヤシライスを一口に運ぶ。「レトロ」な味だ。昭和のレトロな感じとは最高の便利な言葉だ。褒めているようで褒めていない。

なんの特徴もない味だ。

まずくはないがうまくもない。

事前にネット記事をみたが、「昭和のレトロ感」を感じて最高に美味しいー!!!みたいな記事をみた。「昭和のレトロ感」とはなんなのだろうか。

「昭和のレトロ感」を知っている世代がRettyに書き込みしているのだから、最近の年配層のITリテラシーはすごい。

 懐かしい物のない時代、洋食が憧れだったあの頃、あの時食べた感動の味を忘れられない。あの頃のままの味。そんなものが美味いわけはない。料理人達が努力に努力を重ね今も進化し続けている料理をバカにしている。

 それであれば、江戸時代の町人感、が売りの寿司屋も人気があっていいはずだ。

観光名所として楽しむべし

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 浅草という東京都内の人気観光地にあるというだけで存在している店だと思う。お客さんを見てもリピーター感を正直感じない。雷門、仲見世通りの露店と同じように楽しむと良いと思う。味は普通でも祭りの食べ物は本当にウマい。

 

味目当ての人には星1つ

浅草下町感に浸って時間を楽しみたい方には星3つ。そういうお店だった。

 

浅草の人気ハンバーグ店(こちらはコスパ良し!)

浅草で洋食を食べたいと思うのなら私は「モンブラン」を推す。鉄板焼きのなかなか美味しいハンバーグセットが1,000円程度で食べられる。こちらはコスパ良しだ。

susantasan.hatenablog.com

 

終わり