健康のために飲んだバリウムで虫垂炎(盲腸)になった話
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バリウムを飲むと虫垂炎になる確率が10倍になるという話を知っていますか?さらに、バリウムは胃がんを発見するのにそんなに優れた方法ではないということも知っていますか。私はバリウムが原因で虫垂炎になってから始めて知りました。バリウムは怖いという話を実体験を通じてお伝えします。
みぞおちあたりに激痛が走る
夜中に胃の激痛で目が覚めました。特にみぞおちあたりが痛みます。ガスター10とか飲んでもまったく痛みが引きませんでした。時間がたつと、どんどん下腹部、へその右下あたりが痛んできます。痛みはかなり厳しく悶絶ものでした。
町医者へ行くも原因不明
一睡もできないまま、朝一で近所の町医者へ行きました。「胃腸炎だと思うので、とりあえず薬を飲んで下さい」と言われたのですが、とてもそんなのに耐えらえるような痛みではありませんでした。痛みを訴えたところ、それならば総合病院に行ってほしいと、紹介状をもらいました。
まったく動けないような状況にもかかわず、町医者では救急車を手配することはできないと言われ、這うようになりながらなんとか自力でタクシーに乗車しました。盲腸の症状は町医者では見つけられないようです。
総合病院の救急外来へ
総合病院の救急外来へ行ったところ、応急処置室で痛み止めの点滴をされました。痛み止めの点滴の効果は絶大で痛みが引いていきました。その後、原因を調査するためにCTをうけることに・・・。
虫垂の箇所にきらりと光るものが
「CTの結果が出ました」と外科の先生に呼ばれました。CTの結果を見ると、腸の虫垂のところにキラリと真珠のように光るものがありました。
外科医が「バリウムですね。おそらくバリウムが排出されずに虫垂が炎症を起こしたようですね。手術しましょう」とさらりと言ってきます。
えっ?と思い、「良くあることなのですか?」と聞くと、あっさりと「はいそうです」という回答が。半年前に受けた会社の健康診断のバリウムで虫垂炎になるとは・・・。
入院が決定
炎症を抑える方法もあるそうですが再発の可能性が高いということで切断しましょうということになり入院が決定しました。その時に担当医から渡された治療計画書がこれです。
治療計画か・・・。さてどんなことをするのか
レッツ 手術!ノリが軽い・・・。
手術は全身麻酔
手術は全身麻酔で、腹控鏡手術というものです。お腹をあんまり切らずに数か所穴をあける手術です。筋肉をあまり切らないため、直りが早いそうです。
手術前は、全身麻酔のリスクや万が一死んでも責任は取れません的な説明をされ、たくさんの資料にサインを要求されます。
「バリウムを飲んだだけでなぜこんな目に・・・」。
手術が終わると気づいたらベッドだが・・・
全身麻酔後は目が覚めたらベッドの上です。手術中はまったく意識がないためあっという間に終わります。
しかし、切られたところ以上に最悪なのが、「尿道カテーテル」です。ち〇ち〇の先から針を刺し、強制的に尿を排出させるものです。痛い、不快、動けないで辛すぎました。
麻酔が切れた後には、男性看護師にち〇ち〇を握られ、カテーテルを抜かれます。屈辱・・・。
治療費は16万円
5日間の入院でした。お腹も痛い、ち〇ち〇も痛い、麻酔で寝たきりになったとこずれが痛い、暇すぎるの最悪の入院でした。治療費は約16万円。保険は入っているので良かったですがなかなかの高額治療・・・。
まあ命に係わるような病気ではなかったし、手術も無事すんでよかったといいたいところですが納得いかないのがバリウムです。
悔しくてググってみました。
バリウムを飲むと虫垂炎発症のリスクは10倍
バリウムと虫垂炎の関連をググってみたら、やっぱり事例があるじゃないですか!。株式会社心陽さんが運営しているブログには、「バリウムを飲むと虫垂炎発症のリスクは10倍」という研究結果が書いてあります。しかも、バリウムには胃がん発見の効果も低くなんのためにやるのかわからないとまではっきり書いています。
バリウムが盲腸の真犯人 (´д`) (゜∀゜) | 心陽 健康経営 麻酔科臨床医 社会疫学 行動経済学
次回の会社の健康診断は胃カメラにします
来年の健康診断はバリウムは断り、胃カメラを選択することにします。会社の健康診断でも全て受ける必要はないようです。管理部にも確認しました。皆さんもバリウムを飲む際は十分に気を付けて下さい。しかし唯一良かったことはやせたことなのに、リバウンドしちゃったよ。
それでは!