ちょっとおバカな酒場の用語集 イメージ付きで意味がわかりやすい!
スポンサーリンク
ちょっとググればわかるような居酒屋の用語や方言を知らなければ若者や新規を馬鹿にする、やたらと偉そうにうんちくをたれる常連のなんて多いことか。そんなくそ常連に楽しい時間を邪魔されないよう酒場の方言を覚えておこう。
また、これから社会にでる若者諸君!!!この用語を覚えておいて損はない、上司や年配の客と酒場に行った時に何気なく使ってみよう。「こいつできるやつ」と思わせられること間違いなしだ。
あ行
アテ【あて】
酒に「アテ」がうものという意味で、つまみや肴を意味する。まさにのんべえの思考回路を表現した言葉。のんべえは、酒を軸に食べ物を選ぶ。飲めない人にはわかないが、本日の飲みたい酒から行く店を選ぶことが多い。
荒走り【あらばしり】
日本酒の製造する中で、酒と酒粕に分離する作業工程で、醪から酒を搾った際に、最初に滴り落ちてくる日本酒のことをいう。薄白色の色で、フレッシュで飲みやすい口当たりが特徴である。搾る際に、ほとばしるように出て来ることから「荒走り」と呼ばれている。ほとばしく出てくる白濁したフレッシュな液のことである。
View this post on Instagram#辨天娘 #べんてんむすめ #荒走り #純米生原酒 #JummaiNamaGensyu #鳥取 #tottori #太田酒造場 #日本酒 #sake #japanesesake
お燗番【おかんばん】
「おかん」でも「看板娘」のことでもない。酒場でお酒の燗をつける人のことをいう。老舗では専門の人がいることもある。お燗の温度は、人肌燗35℃、ぬる燗40℃、熱燗50℃が目安。八代亜紀の舟歌はぬる燗の40℃である。
乙類【おつるい】
単式蒸留法で作られる焼酎のこと。芋や麦などの原料の特徴が良く残るため、個性的な味を楽しめる。本格焼酎と言われる。甲類に比べて大量生産ができないため、価格は高くなる。水割り、ロック、お湯割りで飲むのがおすすめ。
か行
角打ち【かくうち】
将棋用語ではないので気をつけてほしい。酒屋の一角に立ち飲みスペースのある酒場を見かけたらそれが角打ちである。酒店の店主はフラットにいろいろな種類の酒を紹介してくれて楽しい。つまみは簡単なものが多い。
View this post on Instagram角打ち@四谷・鈴傳 お客はおっさんだけかと思ったら、場所柄かキレイ目なキャリアウーマン系多数。そうか、店員のお兄さんが親切でイケメンだもんな〜 #四ツ谷居酒屋 #角打ち #鈴傳
燗銅壺【かんどうこ】
徳利を湯煎で燗をつける道具のこと。炭で温めるものから、最近ではガスで温めるものもある。燗銅壺で燗をつける様はそれだけで酒のつまみになる。レンジでチンの「レンチンコ」で提供される燗酒は最高に萎える瞬間だ。しかもバイトが「あっつー」みたいな感じで必死に徳利のサランラップをはがす様子はとても悲しい。
View this post on Instagram花見の道具も揃えたし!早く春よ来い! #熱燗 #笑s #黒龍 #燗酒. #日本酒 #錫徳利 #花見酒 #メタル賽銭箱 #ゆるキャン #B6君 #酒燗器 #燗銅壺 #燗たのし
口開け【くちあけ】
口を開けて仕事を待っているダメな上司のことではない。酒瓶を初めて開けることや、お店がオープンすることなどの意味がある。もともとは閉じてあるものを開けることという意味が転じて、遊女がその日の顧客を初めて取ることを指していたそう。なんか卑猥な言葉である。口開けの日本酒が出てくるとなんか嬉しいシーンのひとつ。人は初めてが好きである。
甲類【こうるい】
焼酎の蒸留方法の違いにより甲類と乙類に分けられる。甲類は連続式蒸留方法で製造される。何度も蒸留されるためアルコール純度の高い焼酎ができあがる。麦や芋などの焼酎に使われる原料の風味は薄れてしまうので、サワーや酎ハイなどにして飲むのがおすすめ。一度に大量に生産できるため安価な酒が多い。
さ行
左党【さとう】・左利き【ひだりきき】
昔々の江戸時代、大工さんが左手に「ノミ」を持っていることから「ノミ手」「飲み手」となり「のんべえ」を意味することになった。まさに酒場のオヤジギャグの典型のような言葉である。飲み屋で右手に箸を持っている親父に「俺左利きなんだよね」とか言われてのったら最後。このダジャレ話を聞かされるので要注意。
三冷ホッピー【さんれいほっぴー】
普段からホッピー好きの上司や彼氏彼女をお家ご飯に招待する時には気を付けなければならない。ホッピーは、氷で冷やしてはいけないという掟がある。ホッピー、焼酎、グラス、この3つを冷やしておかなければならない。これを三冷ホッピーという。この気遣いきっと心に響くはずだ。
シャリキン【しゃりきん】
ホッピーとセットで出てくるキンミヤ焼酎を氷らせてシャーベット状にしたものがシャリキン。氷を入れる必要がないので、味が薄くならないままお酒を楽しめるヒット商品。最初はシャリシャリでキンキン冷えの略と思っていた。ちなみに我が家の冷蔵庫ではなかなか凍らない。
ショット【しょっと】
小さなグラスに注がれた酒を一気に飲み干すことを言う。洋画のワンシーンではとてもかっこいいが危険な飲み方。ウイスキー、テキーラ、ウォッカなどの酒が良くショットで飲まれる。酒の弱い人間がこれをやると、急性アルコール中毒に「ショット」されるので注意が必要である。
せんべろ【せんべろ】
「1,000円でべろべろに酔っぱらえる」という意味。激安の居酒屋をせんべろと呼ぶ。ただ、酒の強い人はせんべろではべろべろになれないので過度な期待は注意が必要だ。
た行
ダークダックス【だーくだっくす】
混雑している立ち飲み屋のことを意味する。もともとダークダックスとは昭和の4人組の重唱団。斜めに重なりながら横に並び歌うのが有名だった。混雑している立ち飲み屋客の様子がダークダックスの立ち姿と似ていることからこのように呼ばれることになった。
チェイサー【ちぇいさー】
追撃者のことである。なんだか強烈な表現だが、強いお酒の後に飲む水のことである。日本酒の場合は和ら水と言う。同じ量の水を飲むと悪酔いしないと言われている。ちなみにイギリス英語では、弱い酒の後に飲む、強い酒のことを言うらしい。まさに追撃者である。
チロリ【ちろり】
燗をつける道具のこと。燗銅壺は徳利を湯せんする道具であったが、チロリにはそのまま注げる注ぎ口と取っ手がついている。
トワイスアップ【とわいすあっぷ】
ウイスキーと水を1:1で割る飲み方。ウイスキーの香りが一番引き立つ飲み方であり、ウイスキーのブレンダーもこの飲み方でテイスティングを行う。しかし、親父はなぜかロックかストレートで飲むのが正しい飲み方だと信じている輩が多い。水で割ると「高いウイスキーがもったいねえだろ~」とか言ってくるやつも結構いるので注意が必要だ。
な行
中・外【なか・そと】
居酒屋でよく見る光景の「中ちょうだい!」「外を下さ~い」というやつである。いまさら感はあるが、外がホッピー、中は焼酎のことである。ちなみにホッピー自体はノンアルコールの麦芽飲料。自分のお好みで割合を決められるので、中・外頼む人もそれぞれなのである。
ホッピービバレッジ(株)の推奨はこちら
『ホッピー・甲類焼酎(25度)・グラスを冷やす。焼酎、ホッピーの順に1:5の割合で泡が立つように勢いよく注ぐ。 (氷は入れないで、かき回さないのがコツ)これぞ元祖ホッピー』
中汲み(中取り)【なかぐみ】
醪から搾った際、荒走りの次に出てくる日本酒のことを中汲み(中取り)という。最も美味しいと言われており、品評会などに出品する酒は大体が中汲み(中取り)の酒である。
7号酵母【ななごうこうぼ】
日本酒の酒造の大半で使われている酵母菌のこと。真澄酵母ともいわれる。長野県の真澄の蔵で発見された酵母菌。醗酵力が強く華やかな香りとコクのある日本酒を生む。近代の酒質の基調とも言われる。
は行
冷や【ひや】
「冷や」と「冷酒」には明確な区別があるので要注意。冷やは「常温」のことを言い、冷酒を「冷やした酒」のことを言う。冷やを頼んで「この酒冷たくなーい」とか言うと、うざい親父に文句を言われるので気をつけてほしい。ただ、店によってはあまり区別していないところも多いのが実状である。
ま行
マンベロ【まんべろ】
ちょっと下ネタ感がすごい字面である。マンベロとは、1万払ってようやく飲んだ気がするというコスパの悪い酒場のことを指す。会計でえっ!?となるつまらない店をことをいう。
や行
探索中
ら行
ロック【ろっく】
焼酎やウイスキーを氷を入れたグラスに注いで飲み方。バーテンダーが氷をアイスピックで丸い形の氷にを作る姿は憧れたことがある。家で真似しようとしたら、凍傷になりそうなくらい冷たくてびっくりした経験がある。
わ行
探索中
おわり